この記事では、はじめてクレジットカードをつくる方が、最初の1枚として選ぶべき国際ブランドを解説しています。比較するメリット、デメリットはとってもシンプルなので、ぜひかんたんに目を通してみてください。
- クレジットカードの国際ブランドとは
- おすすめは Mastercard か Visa
- JCBは2枚目のクレジットカードとしておすすめ!
- 3枚目以降は上質なアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブもおすすめ
- 国際ブランド選びのまとめ
クレジットカードの国際ブランドとは
まずはクレジットカードの国際ブランドとはないか、知っておきたい基本情報をチェックしてみましょう。
国際ブランド | 国 | |
---|---|---|
アメリカン・エキスプレス | アメリカ | 旅行や海外渡航で定評 |
ダイナースクラブ | アメリカ | 日本国内で上質なサービスを提供 |
JCB | 日本 | 日本国内でのサービスや提携が充実 |
Mastercard(マスターカード) | アメリカ | 世界最大級の加盟店 |
Visa(ビザ) | アメリカ | 世界最大級の加盟店 |
ディスカバー | アメリカ | 日本では発行なし、JCBや銀聯と提携 |
銀聯(ぎんれん) | 中国 | UnionPayとも表記、中国での決済に便利 |
日本国内だけでも、何百種類、何千種類とあるクレジットカードですが、国際ブランドについては、実は6種類ほどしかありません。
つまりどのクレジットカードを申し込んでも、クレジットカードの右下や左上など記載される国際ブランドのロゴは、American Express か Diners Club、JCB、mastercard、VISA、Union Pay 銀聯のどれかになります。
利用者にとって国際ブランドが重要なのは加盟店
何が違うのかと言うと、クレジットカードを利用する人にとって重要なのは、国際ブランドごとの加盟店です。
例えば、持っているカードの「国際ブランドが Mastercard(マスターカード)」なら「Mastercard(マスターカード)の加盟店で利用できる」ということです。
つまりカード払いしたいお店・サービスが加盟店でない場合はそのカードが使えない、というデメリットがあります。
ではここから選ぶべき国際ブランドを紹介します。
おすすめは Mastercard か Visa
クレジットカードがないとなにかと不便な場面も多い近年。
いざどのカードをつくろうかと比較・検討すると、違いがよくわからなかったり、迷ってしまうのが JCB や Mastercard、Visaなど、一般的クレジットカードの右下に記載される国際ブランドです。
結論としては、迷ったら Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)を選べば間違いありません!
その理由はとってもシンプルなので、かんたんに解説します!
加盟店が世界最大級!どこでも使える
1枚めのクレジットカードで、国際ブランドを Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)を選ぶ理由は、加盟店が世界最大級ということです。
日本国内でもクレジットカードが使えるお店ならほぼ100%使えます。
どちかを迷ったら、とくに特別な理由がない限りはどちらでも大丈夫です。
日本でも海外でも使えるのが「Mastercard だけ」や「Visa だけ」というお店・サービスは珍しいので、どちらを選んでおけば大丈夫です。
日本国内でもJCBが使えないお店・サービスがある
日本発の国際ブランドとしては「JCB」がもっとも一般的です。
しかしいざクレジットカードで支払いたいと思っても、そのお店やサービスが「JCBの加盟店ではない」ことが意外と多い現実があります。
最初の1枚としてJCBのクレジットカードをつくると、すぐに「使えるのはMASTERかVisaだけ」というお店・サービスに遭遇して、結局は現金やその他のキャッシュレス決済を使うことになります。
楽天ペイやPayPayに登録できない
QRコード、バーコード決済を中心とする一部のスマホ決済アプリには、支払い方法のひとつとしてクレジットカードを登録することができます。
楽天ペイやPayPayには、チャージして利用する残高のほかに、支払い方法をクレジットカードにすることもできますが、全般的に登録できるのは Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)だけです(2019年11月現在)。
ただし、楽天ペイは楽天カードのJCBやアメリカン・エキスプレスなら登録でき、PayPay は ヤフーカードのJCBなら登録できます。
JCBは2枚目のクレジットカードとしておすすめ!
この記事の主題は、はじめてのクレジットカードなら国際ブランドは「Mastercard(マスターカード)」または「Visa(ビザ)」がオススメということ。
しかしそれは、JCBがおすすめではないという訳ではありません。
日本国内でクレジットカードを利用するなら、JCB はぜひ1枚はもっておきたいメリットがあります。
結論を先に言うと「Mastercard または Visa を1枚、さらに JCB を1枚」これがおすすめのクレジットカード構成です。
2枚目でJCBをつくったらJCBをメインにするのもおすすめ
もし1枚目として Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)のクレジットカードをつくったあとに、2枚目でJCBを選んだら、以降はJCBのほうをメインのクレジットカードとして使っていくのもありです。
もちろん貯めたいポイントや航空会社のマイルを優先して、メインで使うクレジットカードを選択するのがおすすめです。
JCBしかない提携クレジットカード
自分がよく行くお店や好きなブランドの提携クレジットカードをつくりたいときに、JCBしか選択肢がないということもあります。
- JALカードSuica
- JALカード OPクレジット
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- 楽天カード(ディズニー・デザイン)
例えば、交通系ICカードの Suica(スイカ)にオートチャージして貯まったポイントをJALマイルの交換できる「JALカードSuica」では、選べる国際ブランドは JCB のみです。
他にもANAと東京メトロの提携カード「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」も、選べる国際ブランドは JCB だけとなっています。
このような場合は最初から、1枚を Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)、もう1枚をJCBだけの提携クレジットカードをつくっておくのがおすすめです。
同時に申し込むと「多重申し込み」として、審査に影響する恐れもあるので、半年くらい間隔を開けて申し込むことも考えておきましょう。
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東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサー
JCBは東京ディズニーのアトラクションでオフィシャルスポンサーになっており、JCBカードの利用で各種キャンペーンに参加できるチャンスがあります。 ディズニー好きの方はぜひ1枚は持っておきたい理由となっています。
東京ディズニーランド:スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
東京ディズニーシー:ニモ&フレンズ・シーライダー
3枚目以降は上質なアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブもおすすめ
クレジットカードに魅力を感じたり、カード払いになれてきたら3枚目以降のクレジットカードとして「アメリカン・エキスプレス(アメックス)」や「ダイナースクラブ」も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
アメリカン・エキスプレス
アメリカン・エキスプレス(American Express)は、アメリカを拠点とする国際ブランドで、通称「アメックス(AMEX)」とも呼ばれ親しまれています。
旅行関係でのサービスやサポート体制が充実しており、海外旅行や出張が多い方に定評があります。
またアメックス・エクスプレスにしかない人気の提携カードもあり、クレジットカードの特典やポイント還元を重視する方には常に注目されています。
とくに航空会社のマイルを貯める方に支持されているのが、通称「SPGアメックス」や「スカイ・トラベラー・カード」です。
- スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
また最上級のクラス(グレード)を求める方には、アメリカン・エキスプレスのプラチナカード(アメックス・プラチナ)は憧れのクレジットカードです。
SPG AMEX カード
アメリカン・エキスプレスの「スターウッド プリファード ゲスト・カード」は、海外への渡航が多い方に支持される人気のクレジットカード。 シェラトンやウェスティンなど旧スターウッド系のホテルはもちろん、マリオット系のホテルブランドなどが参加する「マリオット ボンヴォイ」で様々な上級サービスが受けられるのが魅力!
カード利用や宿泊で貯まるポイントは、対象となる航空会社のマイルに移行できるほか、さらに60,000ポイントを航空会社のマイルに移行するごとに、5,000マイルのボーナスも加算されます。
多くの航空会社のマイルへは、3ポイント=1マイルで移行できます。
ダイナースクラブ
ダイナースクラブ(Diners Club)は、アメリカを拠点に展開するディスカバー傘下の国際ブランドでも、日本では三井住友トラストクラブ株式会社が事業を行っています。
日本では高いステータスや高品質の充実したサービスを求める方に定評があります。
ANAダイナースカードやJALダイナースカードなど航空会社との提携カードもあります。 またJALカードでは最高位の「プラチナ」で選べるのが、JCB またはアメリカン・エキスプレスのみとなってます。
国際ブランド選びのまとめ
では最後に、改めてチェックリストで確認しておきましょう。
- 最初の1枚目では Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)を選ぶ
- とりあえず1枚だけの方も Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)を選ぶ
- 必要に応じてJCBを2枚目として検討
- 3枚目以降はアメリカン・エキスプレスやダイナースクラブも検討
迷ったりよくわからなかったら国際ブランドは Mastercard(マスターカード)または Visa(ビザ)を選択すれば間違いありません。
カード利用の目的によっては、選べるブランドが JCB だけのこともあるので、その場合は2枚目として検討してみましょう。
クレジットカードのメリットに魅力を感じたら、アメリカン・エキスプレスやダイナースクラブなど、上質なサービスを提供する国際ブランドも比較・検討してみましょう。
国際ブランドの選び方はとってもシンプルです。
ぜひ好きなお店やサービス、ブランドの提携クレジットカードを比較してみてください!