ANAマイレージクラブのマイルに移行できる楽天スーパーポイントを貯めるなら、楽天カードはどの種類がおすすめ?
楽天カード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ANAマイレージクラブカードの4種類を移行レートやメリットを比較・解説します!
楽天カードは主に3種類
楽天市場でのショッピングや楽天系のサービスで決済するのに便利なクレジットカード「楽天カード」は、いまや日本国内で定番クレジットカードのひとつとなりました。
一言で「楽天カード」と言っても実は何種類もありますが、今回は主に3つの種類を比較していきます。
- 楽天カード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
今回はANAのマイルを貯めるのがテーマ。さらに1種類のカードも加えて比較してみます。 そのカードがこちらです。
- 楽天ANAマイレージクラブカード
では3種類+1種類のメリット、デメリットを比較して、ANAのマイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードを選んでみましょう。
楽天カードと楽天ANAマイレージクラブカードの比較
ではまず、楽天カード(ゴールド、プレミアム含む)と楽天ANAマイレージクラブカードの比較です。
カード名 | マイルの貯め方 | 移行レート |
---|---|---|
楽天カード | ポイントをマイルに移行 | 2ポイント=1マイル |
楽天ゴールドカード | 2ポイント=1マイル | |
楽天プレミアムカード | 2ポイント=1マイル | |
楽天ANAマイレージクラブカード | マイルを直接貯める | 200円=1マイル |
ANAの提携カードである「楽天ANAマイレージクラブカード」は、ショッピングなどでのカード利用で、そのままマイルが貯まる「ANAマイルコース」と楽天のポイントを貯める「楽天スーパーポイントコースを選ぶことができます。
そして比較しておきたい「楽天カード」、「楽天ゴールドカード」、「楽天プレミアムカード」は、どれもANAのマイルへ移行する条件は同じです。
3種類の楽天カードで違う点は、楽天スーパーポイントの貯まり方です。貯まったポイントをマイルに移行しますが、重要なのは移行レート(積算率)ではなく、楽天スーパーポイントの還元率となります。
楽天カードのポイントを積算率を比較
こちらの表は、楽天カードでのポイント還元率、楽天市場で利用時の倍率、楽天トラベルで利用時の倍率です。
カード名 | 還元率 | 楽天市場 | 楽天トラベル |
---|---|---|---|
楽天カード | 1%(100円=1ポイント) | 最大3倍 | 最大2倍 |
楽天ゴールドカード | 1%(100円=1ポイント) | 最大5倍 | 最大2倍 |
楽天プレミアムカード | 1%(100円=1ポイント) | 最大5倍(条件により最大7倍) | 最大2倍(条件により最大3倍) |
楽天ANAマイレージクラブカード | 1%(100円=1ポイント) | 最大3倍(条件により最大7倍) | 最大2倍 |
どのカードも通常の還元率は1%(100円=1ポイント)ですが、楽天系のサービスは SPU(スーパーポイントアッププログラム)によりポイント倍率が条件によって変わるのが特徴です。
楽天市場のショッピングで、楽天カードで支払う場合、ポイント還元率は最大3倍ですが、SPU の条件によってはさらにポイント倍率はアップします。またセールやショップによっても変わるので、あくまでも通常のポイント還元率での比較となります。
マイルに移行すると?
楽天スーパーポイントからANAマイルへの交換ルールは「2ポイント=1マイル」なので、仮にポイント還元率が1倍だとすると「100円=1ポイント=0.5マイル」相当になります。
これをそれぞれの楽天カードに当てはめてみたのが、こちらの表です。
カード名 | 楽天市場での利用 | マイルへの移行レート |
---|---|---|
カードなし | 1倍の場合(100円=1ポイント) | 100円=0.5マイル相当 |
楽天カード | 3倍の場合(100円=3ポイント) | 100円=1.5マイル相当 |
楽天ゴールドカード | 5倍の場合(100円で5ポイント) | 100円=2.5マイル相当 |
楽天プレミアムカード | 7倍の場合(100円で7ポイント) | 100円=3.5マイル相当 |
楽天ANAマイレージクラブカード | 3倍の場合(100円=3ポイント) | 100円=1.5マイル相当 |
他の楽天系のサービス利用状況によって SPU(スーパーポイントアッププログラム)でのポイントアップはありますが、基本的にベースとなる還元率はカードの種類によって変わってきます。
楽天のポイントは、楽天でのショッピングに利用したり、楽天ペイの支払いにも利用できますが、ANAマイルへ交換する選択肢を考えると、よりクラスの高いクレジットカードがおすすめということになります。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)でのポイントアップや「お買い物マラソン」を利用して、楽天市場など楽天系のサービスを利用してポイントを貯めることで、マイルへ移行するポイントをどんどん貯めていくことができます。
» 公式サイトで「楽天カード」をチェック
楽天ポイントからANAマイルへの移行方法とメリット
ここで楽天スーパーポイントからANAのマイルへの交換ルールをチェックしておきます。
- 換算レートは2ポイント=1マイル
- 50ポイント以上で移行可能(25マイルから)
- 交換可能なポイント数の上限は1ヶ月で20,000ポイントまで
- 24時間に1回まで
換算レートはどの楽天カードを持っていても「2ポイント=1マイル」です。
最小単位は50ポイント→25マイル以上となっています。
また交換は1ヶ月で20,000ポイント=10,000マイルの上限が設定されており、24時間以内に連続して申請することはできません。
楽天→ANAの移行メリット
楽天スーパーポイントをANAマイレージクラブのマイルに移行するメリットがこちらです。
- 移行手数料が無料
- 移行にかかる期間は1~2週間
- 必要なときにマイルへ移行すれば有効期限を気にせず済む
まず移行に必要な手数料が必要ないというのはメリットです。
また移行には1週間ほどでが必要とされていますが、スムーズに手続きが進むと数日以内にはマイル積算が確認できることもあるようです。
また意外なメリットとしては、ANAのマイルには3年間の有効期限がありますが、楽天のポイントは最後にポイントを獲得した月を含めた1年間で、期間内に1度でもポイントを獲得すれば有効期限は延長されます。 つまり年に1度でも楽天市場などでの利用があればほぼ無期限となります。 ANAのマイルが必要になりそうなタイミングで、マイルへ移行することができます。
年会費や選べる国際ブンドを比較
ここから具体的にカードのサービス内容を比較して、自分にぴったりの楽天カードを探してみましょう。
カード名 | 年会費 | ブランド |
---|---|---|
楽天カード | 永年無料 | MASTER, AMEX, VISA, JCB |
楽天ゴールドカード | 2,200円(税込) | MASTER, VISA, JCB |
楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) | MASTER, AMEX, VISA, JCB |
楽天ANAマイレージクラブカード | 550円(税込)※年1回の利用で無料 ※初年度無料 | MASTER, VISA, JCB |
年会費
楽天カードが選ばれる理由は、楽天でのポイント倍率が高くなることももちろんですが、通常の楽天カードでは年会費がずっと無料ということもあります。
楽天ゴールドカードでは2,200円(税込み)、楽天プレミアムカードでは11,000円(税込み)と年会費が設定されていますが、楽天系での利用時にポイント倍率がアップすることや、カードのサービス内容が充実することを考えると、年会費を払ってゴールドやプレミアムを検討してみるのもありと言えます。
» 公式サイトで「楽天プレミアムカード」をチェック
選べる国際ブンド
これは楽天カードに限ったことではありませんが、クレジットカード選びの基本のひとつに、どの国際ブンドを選ぶかということがあります。
- 日本国内での利用がほとんどならJCB
- 海外旅行やネットの海外サービスも利用するならMASTER(マスター)またはVISA(ビザ)
- 旅行で上質なサービスを求めるならアメリカン・エキスプレス(AMEX)
JCB(ジェーシービー)は日本のクレジットカード会社では唯一の国際カードブランドで、日本国内でのサービスが充実しています。 海外でもハワイやグアムなどでは利用できるお店やレストランもありますが、世界的にみると使えないお店が多いのがデメリットとなっています。
MASTER(マスターカード)またはVISA(ビザカード)は、日本国内はもちろん、海外でも使える店舗が多いので、迷ったりとくにJCBやアメリカン・エキスプレスにしたい理由がなければ、MASTERかVISAのどちらかを選ぶのがおすすめです。 実は日本国内でもJCBが使えない店・サービスがあるので、間違いないのはMASTERかVISAです。
カードのサービスで選ぶ
カードごとのサービス内容も確認しておきましょう。
- 国内空港のカードラウンジ
- 海外空港のラウンジ
- 海外現地デスクのサポート
- 保険
空港ラウンジなど旅行系のサービス
カード名 | ラウンジなどのサービス内容 |
---|---|
楽天カード | ハワイの楽天カードラウンジが利用可 |
楽天ゴールドカード | 国内空港のカードラウンジが年2回まで利用可 ハワイの楽天カードラウンジが利用可 世界38拠点の現地デスクを利用可 |
楽天プレミアムカード | 国内空港のカードラウンジが利用化 プライオリティ・パスで海外空港のカードラウンジが利用可 ハワイの楽天カードラウンジが利用可(専用スペース「Premium Room」利用化) 世界38拠点の現地デスクを利用可 |
楽天ANAマイレージクラブカード | ANAマイレージクラブ機能が付いている ハワイの楽天カードラウンジが利用可 |
航空会社の提携クレジットカードを持っているもそれだけでは空港の航空会社ラウンジは利用できないのが一般的ですが、「楽天ゴールドカード」なら国内空港のカードラウンジ、「楽天プレミアムカード」なら空港ラウンジに加えてハワイの「楽天カード アラモアナラウンジ」で専用スペース「Premium Room」も利用できます。
クレジットカードの保険についても、気になる方はぜひ公式ウェブサイトで比較してみてください。 楽天プレミアムカードは自動で海外旅行傷害保険が吹きますが、他の楽天カードはカード利用に関するサービスに保険が利用できるカード決済の条件があります。
» 公式サイトで「楽天プレミアムカード」をチェック
途中でカードを変更する場合
ここまでカードのメリットを比較してきましたが、すでに楽天カードを持っている方は、他の種類の楽天カードに変更・切り替えをすることも検討できます。
自分のカード利用状況なら他のカードにしたほうがマイルやポイントが効率よく貯まるかも?そう思ったらぜひ切り替えを検討してみましょう。
楽天ゴールドカードへ変更する
通常の「楽天カード」から「楽天ゴールドカード」に切り替えたい場合は、ウェブサイトから変更を申し込むことができます。 カード発行の可否や限度額については、楽天ゴールドカード独自の審査基準が適用されます。
楽天ANAマイレージクラブカードへ変更する
他の楽天カードからから「楽天ANAマイレージクラブカード」へ変更する場合、切り替え手数料が1,100円(税込み)必要になりますが、カードを切り替えることができます。
結局、どの楽天カードがおすすめ?
ここまで楽天ポイントからANAマイルへの移行と、「楽天カード」、「楽天ゴールドカード」、「楽天プレミアムカード」の3種類、さらに「楽天ANAマイレージクラブカード」について紹介してきました。
どの楽天カードもポイントからマイルへの換算率は同じでしたね。
つまり重要なのは、どれだけ効率良く楽天スーパーポイントを貯めていくかですので、楽天市場での利用が多ければ「楽天ゴールドカード」がおすすめです。
毎月、何度も楽天市場で日用品からファッション、趣味の商品を購入すれば年経費2,200円分は元が取れるのではないでしょうか。
あとは楽天モバイルや楽天でんき、楽天銀行、楽天生命、楽天損保、楽天証券など楽天系のサービスを併用すれば、SPU(スーパーポイントアッププログラム)でどんどんポイント倍率がアップしていきます。
楽天スーパーポイントを貯めておけば、ANAマイルへの交換以外にも、ポイントのまま利用したり、楽天ペイの支払いで利用したりと選択肢は広がります。
楽天カードだけでなく、楽天系サービスを利用してポイントをまずは貯めていきましょう!
» 公式サイトで「楽天カード」をチェック