世界の人気ビールブランド・海外の地ビール
海外旅行で飲める現地のビール、日本で買える輸入ビールで愉しむ世界のビールガイド。国・地域ごとの特徴や人気ブランドを紹介。
海外のビール産地・人気ブランド
日本国内でも世界中から輸入されている海外のびーる。日本とビールとの違いや国・地域それぞれの特徴を見てみましょう。
ビールの種類
- 下面発酵と上面発酵
- ラガーとエール
- 大麦麦芽と小麦麦芽、ホップ
- 生ビール(ドラフトビール)
日本のビールメーカーが販売している主力商品のほとんどは下面発酵のラガービール。 原料には大麦麦芽やホップが使用されています。 ラガーの中でもピルスナーが一般的に飲まれており、その中でも飲食店では非熱処理の生ビールが人気。 世界中の飲まれているビールは多種多様で、国や地域ごとに特徴があります。
ラガーの種類・スタイル
- ピルスナー
- ヘレス
- メルツェン
- デュンケル
- ボック
ラガーは下面発酵(かめんはっこう)で醸造されるビール。 日本やアメリカの大手メーカーが販売するビールの多くは、ラガービールのピルスナー。 キレのある爽快感のある喉越しを特徴です。 世界中の幅広く飲まれているビールの種類です。
エールの種類・スタイル
- ペールエール・ブラウンエール・ダークエール
- アルト
- ヴァイツェン
- ケルシュ
- スタウト
- ポーター
エールは上面発酵(じょうめんはっこう)で蒸留されるビール。 芳醇な香りが魅力、常温で飲まれることもあります。 炭酸ガスが抜かれている為、まろやかな口当たりで、お腹が膨れにくいのも特徴。
ビールの特徴
- 苦味
- 味わい
- コク
- 香り
- アルコール度数
ビールが持つそれぞれの個性は、その苦味や香り、炭酸の強さによっても変わってきます。 好みのブランドやメーカーを見つけるには、特徴を知りことが近道です。 また今はビールが苦手だけど、飲んでみたいと思っている方は、例えば苦味や炭酸が弱いものがおすすめ。
原料・素材
- 大麦麦芽
- 小麦麦芽
- ビール麦(二条大麦)
- ホップ
- 水
味や苦味、香りに大きな影響があるのがその原料です。 大麦や小麦の種子を発芽された麦芽(ばくが)を、熟成・ろ過してビールが造られていきます。 苦味や香り付けに欠かせないホップは、日本でも北海道や東北でも栽培されています。 原料はラベルにも記載されています。
ビールが苦手?
- 苦味が苦手
- 炭酸が苦手
- 香りが苦手
ビールが苦手という方は、独特の苦味や香り、お腹が膨れる炭酸などその理由はいろいろ。 苦手と感じる方の多くが、一般的に日本で飲まれているラガー(ピルスナー)で苦手意識を持たれることがあるようです。 炭酸が弱めなライトエールでとくにフルーティーなもの、小麦麦芽を主原料とするすっきりとしたビールがおすすめです。
イギリス
- バス ペールエール
- ニューキャッスル ブラウンエール
- フラーズ ロンドン プライド
- アボットエール
- サミュエルスミス(メーカー)
日本ではラガービールが人気になる前から飲まれている海外のビールが「バスペールエール」です。 イギリスではエールビールが多く、パブでは常温で飲まれることもあります。 人気ブランドは瓶ビールは日本にも輸入され、スーパーマーケットでも買うことができます。
ドイツ
- ベックス
- ガッフェル ケルシュ
- アインベッカー
- ヴェルテンブルガー(メーカー)
- エルディンガー(メーカー)
ピルスナーやケルシュ、ヴァイツェンをはじめとする白ビールなど、多種多様なビールが飲まれているドイツ。 ドイツ発祥で上面発酵の「ケルシュ」は、ケルン地方で醸造されてきた種類です。 ドイツ旅行ではブルワリーやパブで新鮮ななビールが楽しめます。
イタリア
- モレッティ(メーカー)
- ドッピオ・モルト(モレッティ)
- ラ・ロッサ(モレッティ)
- ペローニ
- ナストロ・アズーロ(ペローニ)
- メッシーナ
- ドレハー(ハイネケン・イタリア)
イタリアのビールは、軽めのすっきりとした飲み口が特徴。 ペローニ社のペローニとナストロ・アズーロは、日本のレストランやピッツェリアなどでも見かけます。
オランダ
- ハイネケン
- クロイ・ダブル
- クロイ・ブロンド
- グロールシュ
海外のビールブランドとしては、日本でも有数の知名度を誇るハイネケン。 アムステルダムにある体験型ミュージアムの「ハイネケン・エクスペリエンス」は人気の観光スポット。 日本のビールにも近い爽快感のあるビールが特徴的。
スペイン
- オリア・ピルスナー(パゴア)
- ネグラ
- ロシータ・ディボリ
- ロシータ・オリジナル
- エストレージャ・ガリシア1906
- エストレージャ・ガレシア(ホス・デ・リベラ)
話題のびーるブランドが続々登場。 繊細な味わいで、まるでワインのようなおしゃれなビールが多いのも特徴。
アイルランド
- ギネス
- マーフィーズ アイリッシュ スタウト
世界記録のギネスブックでお馴染みの「ギネス」はアイルランドの黒ビール。 炭酸はほとんど感じないほどで、まるでコーヒーのようにも見えるい色、クリーミーな泡が特徴的です。 上面発酵のスタウトが一般的で、大麦を十分にローストすることで黒くなり、苦味やアルコール度が高めのものも少なくありません。 食事の最後に飲むのもおすすめです。
アメリカ
- バドワイザー
- アンカー(サンフランシスコ)
- クアーズ
- ブルックリン
- ミケロブ
- ミラー
メキシコ
- コロナ エキストラ
- コロナ ライト
- ソル
- ブファドラ(ティファナ)
日本でもお馴染みのメキシコビールがコロナ。 レモンやライムを入れて飲むスタイルが人気です。 軽やかで爽やかなビールが多いのが特徴。
東南アジア
- タイガー(シンガポール)
- シンハー(タイ)
- チャーン(タイ)
- 333(ベトナム)
暑い東南アジアでは、爽快感のあるビールが人気。 日本で飲まれるラガーにも近く、違和感なく飲めるものが多く揃っています。
ハワイ
- コナビール
- アロハビール
- ハワイヌイ
- プリモビール ※本土生産
日本でもハワイアンレストランやカフェでお馴染みのハワイのコナビールは、ハワイ島で生産されるハワイNo.1の地ビール。 ハワイ島カイルアコナとオアフ島のハワイカイに直営のパブ・レストランがあります。
オセアニア
- VB(オーストラリア)
- トゥーイーズ ニュー(オーストラリア)
- ブローリー プレミアム ラガー(オーストラリア)
- ヒナノ(タヒチ)
アメリカや日本と同じく、キレのある爽快感のあるビールが人気。 アルコール度が低い商品も販売されています。 フランス領ポリネシア・タヒチ発のヒナノは、日本にも輸入されており、飲食店や販売店で見かけることもあります。